(離婚23)再婚をした場合に養育費を支払う必要があるか

2017-03-06

(離婚23)再婚をした場合に養育費を支払う必要があるか

【事例】
私は,夫と離婚した際,親権者となりました。しかし,現在,別の男性と再婚を考えています。私が,再婚した場合,前の夫からの養育費は支払われなくなるのでしょうか。

【解説】
親は,直系血族として,子どもに対して扶養義務を負います(民法877条1項)。離婚して親権者とならなかった場合でも,実の親であることには変わりがないため,扶養義務は消滅しません。
したがって,前の夫は養育費を支払う義務があります。

もっとも,再婚相手に経済力がある場合は,そのことが養育費減額の理由になる場合があります。
これは,養育費が再婚後の家庭環境の状況,扶養義務者の社会的地位,経済的余力等諸般の事情を勘案して決定されるからです。

また,親権を持たなかった側の配偶者が再婚した場合にも,家庭環境の変化があったとして,養育費の減額が認められる場合もあります。

養育費は子の福祉にとって重要な事柄です。
このため,いずれの側の再婚であっても,きちんとお互いの事情を話し合い,養育費について改めて取り決めることができれば望ましいでしょう。