戸籍とは何か

2017-03-24

戸籍とは何か

離婚が成立すれば,戸籍にその旨が記載されることになります。
しかし,そもそも戸籍について詳しいことを御存知ない方も多いのではないでしょうか。

戸籍は,人の身分関係に関する情報が記載された公的文書です。
歴史的には,明治4年の戸籍法によるものが,最初の近代的な戸籍です。同法は,その後,何度か改正され,現在に至ります。

日本の国籍を有する者は,基本的に誰もが戸籍に記載されています。
このため,戸籍簿に基づいて,日本国民であることが証明されます。

記載されている具体的な事項として
①本籍
②筆頭者
③氏名
④出生年月日
⑤戸籍に入った原因及び年月日
⑥続柄
⑦夫ないし妻であること
等が挙げられます。

戸籍は,原則,市町村の区域内に本籍を定める夫婦,及びこれと氏を同じくする子どもごとに編成されています(戸籍法6条)。
婚姻届が提出されたときは,夫婦が選択した氏を称する者が戸籍筆頭者である場合を除き,新しく夫婦について戸籍が編成されます。

戸籍の重要な役割に,夫婦や親子といった親族関係が記載されていることが挙げられます。
戸籍を順に辿っていけば,現在の記載だけでなく,過去の親族関係についても確認をすることができます。
このため,相続などが生じた際に,戸籍は重要な役割を果たします。

冒頭に触れた離婚の場合も,人の身分関係の変動として戸籍に記載されることになります。

・除籍謄本について
結婚や死亡によって,従前の戸籍から除かれることを除籍といいます。
一つの戸籍内の全員が除籍になった場合には,その戸籍は戸籍簿から除外され,除籍簿として別に綴られます(戸籍法12条)。
除籍簿の保管期間は,150年間です。

・改正原戸籍について
法改正により戸籍の様式が変わることがあります。
その際の古い戸籍を,改正原戸籍といいます。